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目黒 義弘; 北辻 章浩; 木村 貴海; 吉田 善行
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.790 - 793, 1998/00
被引用回数:21 パーセンタイル:73.86(Chemistry, Physical)3価アクチノイド及びランタノイドイオン(M(III))の18-クラウン-6エーテル(18C6)と-ジケトン(HA)による1,2-ジクロロエタンへの協同抽出反応を検討した。これら金属イオンは、競争的な二つの抽出反応、協同効果イオン対抽出(SIPE)反応、協同抽出(SE)反応、によって、それぞれ陽イオン性錯体、MA(18C6)、又は中性錯体、MA(18C6)、として抽出された。大きさの異なる置換基を有する4種類のHAを用いて、SIPEとSEの競争の優先性、及びSIPEにおける金属イオンの抽出選択性に及ぼすHAのかさ高さの影響を明らかにした。小さな置換基を有するHAを用いるほど、SIPE反応の優先性が増大し、またSIPEにおける金属イオンの分離係数も向上した。